タロットカードについて

タロットは西洋で発達した占いに使われるカードです。その絵柄に惹かれて単にコレクションする人もいるほど美しい絵柄が特徴で、現在でもさまざまな種類のタロットカードが販売されています。タロットカードには大アルカナと呼ばれる22枚のカードと、小アルカナと呼ばれる56枚のカードがあり、合計78枚で1デッキのタロットカードになります。小アルカナはカードゲーム以外では余り使用されないため、市販のカードには大アルカナのみで構成されているセットもあります。

タロット占いについて

タロットはデータに基づく占い（星占いなど）や外見で判断する占い（手相など）とは異なり、カード自身の持つ神秘的なパワーが占う人のインスピレーションや潜在意識に作用する占いです。
他の占いは性格や運命を当てるものが多いのに対して、タロットは相手の気持ちや、今後の展開、どうすればいいのか？など、解決策を明確に出す事が出来ます。したがって、現在のことや近い未来のことなどを占うのに絶大な威力を発揮します。

カードの展開はあなた自身の心の影響を強く受けます。占う時は「こういう結果が出て欲しい」といった期待や「ほんとに当たるのかな？」などという疑念を捨て去ることが必要です。自分の心を「無」にすることで、カードはあなたに最も適切なアドバイスを与えてくれるのです。

SAIの占いについて

SAIのタロット占いでは『大アルカナ』と呼ばれる22枚のカードのみを使用して占います。
大アルカナ22枚は物質的で愚かだった存在が、変容の旅を経て、最後には宇宙的な精神性を得て完成するまでのストーリー、即ち人間の成長していく様子を描いたドラマを表現しているとも言えます。最初の『愚者』では、俗で卑しかった存在であったものが、最後の『世界』で宇宙的な貴い存在にまで高められるというストーリーが描いてあるのです。

大アルカナは、そのストーリーが伝えたいとするコンセプト、主旨をイメージ＆メッセージ化したものであるといえます。大小78枚すべてを使う事で細かい変化をより詳細に占う事もできますが、SAIは大小78枚すべてのカードを使用して細かな事まで占うよりも、大アルカナ22枚のみを使って大きな運命の流れを占い、相談者に大局的で適切なアドバイスを送ることを身上としていますので、あえて大アルカナのみを使用して占っています。